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熊本県玉名郡保育連盟様 保育士全体研修会 (ZOOMオンライン)開催レポ

先日のことになりますが、10月末の祝日に、熊本県玉名郡保育連盟様から
ご依頼があり、保育士全体研修会として、排泄学講座を開催させていただきました。

ご時世上、オンライン開催となり、研修会をオンラインで行うのは、私としては初めてのこと。
みなさんの感触がわからず終始ドキドキしましたが、無事に開催できホッとしております。

今回は2019年に熊本県保育協議会保育士部会様 地区委員研修会を行ったご縁で
講師としてお話が出来ましたが、正直どんどんとこの輪が、熊本県だけでなく、
他県へと繋がってほしいなと思っています。

それは、保育の現場での排泄育児の大切さを知っていただきたいから。

私は、子ども3人とも保育園に預けていました。
当時?今も?東京では保育園激戦区と言われていた地域にいまして、
長男の時はまだよかったのですが、都市開発が進み、住みやすくなる一方で、
保育園に入れない問題も相まって、3人ともバラバラの園に入園。

今となっては、比較もでき、とても良い経験でしたがw
当時は朝の送り1つとっても、雨が降ったら大仕事でした。

保育園に預けている排泄講師として感じたのは、
あまりにも保育園任せのお母さんたちと、あまりにも排泄のことを知らない先生たちと。
どうにかならんもんかなと思っていました。


もちろんどちらの言い分もわかるので、強く言ってこれない部分もあったのですが、
Kuccaにも排泄講座を受講されている独身の保育士さんもいらっしゃいます。
先日もまだ20代の若い栄養士さんが、仕事のためにと受講してくださいました。

排泄から赤ちゃんの内に秘める力、すごさを感じました!とメッセージをいただけて
私としてもすごく貴重なお言葉でした。

もちろんまだまだ少ないですが、0~2歳を担当している保育士さんでは、
排泄の自立までの園でのアプローチをシッカリと考えて、Kuccaにも相談が来ながらも
しくみを理解しながら園で尽力してくださる保育士さんもいらっしゃいます。

しかしながら、お母さんの方が
先生に丸投げ
丸投げならまだしも、余計なことをしてくれるな
という方も中にはいるそう
です。

もちろんそもそも仕事をして大変だから保育園に預けている
という状況の中で余裕を生み出すのは大変かもしれません。
けれども、排泄に関しては人間としての最低限の尊厳かと思うのですよね。

もちろん充分わかるつもりです。私も3人の子どもを10数年にわたって保育園にあずけ、
仕事をしてきた身ゆえ、ほんとうにしんどい時のキモチもわかります。
金曜日は幸楽苑でラーメンでお願いします、、なんてときもありましたよw
添加物うんうん言ってられん!みたいな。

でも、でもなんですよ。
人間としての最低限の尊厳 、それを忘れてはいけないと思うのです。
余裕が無い、仕事が忙しい、そんな理由ではやはりおざなりにしてはいけないと。

金曜日にさよならをして、月曜日におはようと会ったときに
尿意がリセットされているとやや悲しい気持ちになる保育さんの話を聞いて
胸がキュッとなりました。

しかしながら、、、、
一方で、保育園に通わせて、仕事に復帰しても、排泄に関してはしっかりやろう!
と尽力しているお母さんももちろんいらっしゃいます。

しかしながら、布おむつを頼んでも断られる、紙おむつでも1日3枚しか交換してない、
子どもがもうパンツがいいと言っているのに、園では紙おむつをお願いされる。
焦らないでねと言われて、トイトレは来年のクラスからと言われた
などのご相談もたくさんあるんですよね。

胸がぎゅ~っと痛くなるお話です。
私は大学の際に保育士資格を希望しなかったものの、児童学部専攻で学びもあり
保育園でのアルバイト経験もあるので、保育士の立場で考えると、
子どもを預かる身として、知識としてないのは残念な気持ちにもなります。

でも、だからこそ!だからこそ、この溝を埋めていきたいなと思うのです。
そしてそれをやるべきは私の仕事なのだなと思うのです
ね。

お母さん側のキモチ、保育園側のキモチ
私には計り知れない諸事象がそこかしこにあることもわかっていながらの
このレポは、もしかしたら、耳が痛い方がたくさんいらっしゃるかもしれません。

しかしながら、こどもの育ちに待ったはないし、来年やればいいかもないです。
来年は頑張ろう!なんてできないのが、排泄感覚です。


おしっこしたいのに、今は冬で寒いから、紙おむつの中にしてくれます?
なんてご自身が言われたらどう考えますか?
子どもだからいいでしょって思いますか?
こどもは小さい大人ではないです。
こどもも1人の人間ですから。

熊本県の研修後、ある園では
研修終了後その場に残り、職員間でいろいろと意見が出て、
自然と職員研修のような時間になったそうです。

是非排泄について考えることからはじめる、それがスタートかと思います。

トイトレは、2歳児クラス、3歳児クラスに組み込む1つのプログラムではないです。
お母さんの都合で、今年やってしまおう!なんて言うものでもないです。

排泄とはなんだろう?
その中身を知れば、お母さんであり、保育士であれば、
『面白い!!!』となるはずです。


これからも私は、招致いただければ喜んで伺います!
オンライン研修も実績が出来ましたので、可能です。
どうぞお気軽にお問い合わせください。

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