【 便利ツールに頼ると負担は減りますが 大切なものも減ります】
2020.01.29
【 便利ツールに頼ると負担は減りますが 大切なものも減ります】
自己肯定感は快不快の原則の時期に育まれるといわれています。
もちろんこの時期だけ限定の育む時期かといえばそれは違います。
しっかりと育つのは思春期を迎える頃です。
育まれることにおいて、何が大事か。
▶不快に対しての訴えに真摯に対応すること◀
これにより人間は基本的信頼を形成させていきます。
◇おなかがすいたよ~
◇おしっこしたいよ~
◇うんちしたいよ~
これはすべて不快の感覚。
これに対してしっかり対応すること
これが後に育つ【自己肯定感】につながるんですね。
え?それ、当たり前のことじゃん。
普通にやってるよ
って思われる話かもなんですが、そう、普通のことなんですよね
◇布おむつ育児じゃなきゃ育たない
◇おむつなしやっていないと難しい
◇ネントレしないといけません!
◇ミルクより母乳ですよ~
まったくもって、そういうことじゃないんですよね。
要は子どもの訴えを真摯に受け止めて対応することこれが最も大事なことなんです。
だから何も布おむつが昔の育児だからいいもの
とかそういう事じゃないんですよね。
私が布おむつやさんであるのも、昔の伝統を大事にしたいというそれだけではないです。
今の時代明らかに便利な育児ものが増えてます。
排泄に関していえば紙おむつです。
もちろん紙おむつの登場で母の負担は減ったかもしれない。
育児も多様化して、助かった人もたくさん。
でもその代わりに
確実に訴えに対応する機会が減ったのも確かです。
▶不快に対しての訴えに真摯に対応する機会◀
Kuccaの排泄講座に参加してくださったあるご主人が
こんなことをおっしゃってくださいました。
・・・・・・・・・・・↓↓
自分は母乳も出ないし、ましてや産んでもいないので、
おむつ交換だけは頑張ろうと思っていました。
いざ生まれると育児は大変だなと思いましたが、
布おむつの交換の手間が負担というよりは、
紙おむつだとこんなにかかわりが減るのか!と怖くなったほうが印象的でした。
確かに便利ですけど、便利なものに頼りすぎると失っていくものがある
という諸井さんの言葉がこういう事なんだなと、さらに講座を聞いて思いました。
・・・・・・・・・・・
すばらしいと思いました。
そして、もしかしたらお父さんだからこそ気づける視点なのかもしれません。
母親だとどうしても、常に対応してるという思いがあるので
なかなか気づきにくいかもなと私自身も含めて思いました。
でもある側面では、
関わること=手間=【負担】
だからこそ、便利なツールはありがたいという見方も。
なので、もちろん私も否定はしないです。
でも
便利なツール=悪ではなくって、
そもそもの
関わること=手間=【負担】
こういう回路をどうにか変えていきたいなと思いました。
おむつ交換の頻度が増える
洗濯の手間が増える
漏れるという失敗が増える
これは【負担】ではなく、
【関り】という育みに大事な≪時間≫と思えると、
今している布おむつ育児(おむつなし育児)、
これからしてみようかなと思う布おむつ育児 (おむつなし育児)が変わると思います。
したいとかすらも思ってもいなかったけど、
今日この投稿を目にした方にも
伝わるといいなと思います。
もちろん、自己肯定感の話を先に言いましたが、
自己肯定感がすべてではないし、
それをつけたいからと頑張って布おむつや排泄講師を頑張ってやっている分けではないです。
でも、そもそも育児において、子どもの育みにおいて
【 子どもの訴えを真摯に受け止めて対応する】ということは
いつの年齢でも大事だと思います。
便利ツールに任せるのではなく、それも状況で判断して、
関わること=手間=【負担】
ではない思考で排泄に寄り添う育児をすすめていければと思います。